ミノムシ
今日は関東に台風接近中で、静かな夕方です。
こんな日は日記日和です。だいぶ久しぶりの投稿が「ミノムシ」です。虫嫌いの人はすみません。
最近の私の頭の中はミノムシでいっぱいなんです。
お店で淹れているほうじ茶の葉もミノに見えてしまうほど…。
ある日店先の植物に水をあげていると、ミノムシがブラブラとぶら下がっている事に気が付きました。いつの間に!!
その後も気になって観察してると、ミノから身体を出してむしゃむしゃ葉っぱを食べたり、居ない!と思ったら違う枝に移動していたり、目の離せない存在になっていました。
そもそもミノを半分着たまま葉っぱを食べたり、移動したり、そんなに活動的な生き物だとは知らなかったので、ミノムシに興味津々になってしまいました。
そして調べるとますます知らなかった事だらけ!!こんなに奥深い生き物だったとは…。
なんとミノムシから蛾になって飛んでいくのは雄のみで、雌はイモムシの様なカタチのまま一生ミノの中から外へ出る事なく、産卵後に死んでしまいます。幼虫が羽化する頃には身体はひからび、ミノの下の穴から外へ落っこちるそうです。
蛾になった雄も、口は退化してエサを食べる事はなく、ただ雌を探して飛び回ります。そして交尾を終えると死んでしまうそうです。
なんて儚いのでしょう(T T)
出逢えずに死んでしまう事もたくさんあるでしょう…。どの生き物も同じかもしれないけれど、この小さなブラブラした生き物がこんな一生を終えるなんて…!
なんとも言えない気持ちでいっぱいでした。
そして現在ミノムシの成虫オオミノガは絶滅危惧種になっていました!
そういえばミノムシを見たのは久しぶりだったかも…。
なんでも外来種の寄生バエに食べられて、どんどん数が減ってしまったそうです。
ミノムシによる農作物への被害などを考えると、こんな事言ってはいけないのかもしれませんが、
がんばれミノムシ!という思いでいっぱいです。
とりあえず私は店先でブラブラしているこのミノムシを暖かく見守りたいと思います☆彡